■OM651


シリンダー配列 直列4気筒ディーゼル


排気量 2143cc


内径×行程 83.0mm×99.0mm


圧縮比 16.2


最高出力 150kW/3800rpm


最大トルク 500Nm/1600-1800rpm


給気方式 ターボチャージャー


カム配置 DOHC


ブロック材 鋳鉄


吸気弁/排気弁数 2/2


バルブ駆動方式 ロッカーアーム


燃料噴射方式 DI


VVT/VVL ×/×

 ダイムラーのコモンレール式直噴ディーゼルエンジンとしては第3世代にあたり、2008年に登場。6度の挟み角を持つバルブトレーンの駆動はエンジン後方で行なわれ、エンジン長を低減するため一段目は歯車で減速され、そこからチェーンでカムスプロケットを回す。ギヤ段は高圧燃料ポンプと共に、二次バランサーを駆動する。高出力仕様ではターボチャージャーはツインで直列配置となり、バイバス流路が設けられている。定常では前段の大径タービンだけが過給を担うが、負荷(過給圧)が一定以上になるとバイパス通路が開いて小径タービンが加勢し、レスポンスを高める構造。


 1. 8ℓ/80k W版から2.2ℓ/150k W版までがラインアップされていたが、後継のOM654が登場した現在、1.8ℓ版と2.2ℓの低出力版はカタログ落ちとなった。

燃料噴射システムはデルファイを採用。最大噴射圧220MPaは当時最高圧だった。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 メルセデスのディーゼルと言えばコレ。CからVまでを担うオールラウンダー:OM651