直列2気筒
排気量 875cc
内径×行程 80.5×86.0mm
圧縮比 10.0
最高出力 62.5kW/5500rpm
最大トルク 145Nm/1900rpm
給気方式 ターボチャージャー
カム配置 SOHC
ブロック材 アルミ合金
吸気弁/排気弁数 2/2
バルブ駆動方式 In:RA/Ex:D
燃料噴射方式 PFI
VVT/VVL In/○
直4を直3にするのでなく一気に直2まで持っていったダウンサイズ過給ユニット。これによって単室容積は437.5c cと理想に近い数字になった。エンジン全長は、直4の435mmから330mmに。ブロックはアルミ合金で重量は85kg。フィアット500に載せられてお目見えし、続いてイプシロン、パンダと載せられていまやフィアット連合のA/Bセグメントにおける主力エンジンだ。
2気筒には、360度スローと180度スローが存在し、前者は等間隔点火となって自動車エンジンでは一般的である。360度位相で発生する一次振動にはバランサーで対応。動弁系はマルチエアを使ってバルブリフトとタイミングを大幅に自由に動かし、それもあって最大過給圧は1.4barを実現している。この過給85CV仕様だけでなく、本国には自然吸気59kW仕様、過給66kW仕様、過給77kW仕様も存在する。