例えば、上の左の写真のように、物陰に隠れているレーザーを後ろ向きに搭載したパトカーを発見したとする。当然、左車線を走っているドライバーは「やばい! やられたかも!」ということになるわけだが、対向車線を走ってるクルマも決して「反対側でよかった! ラッキー!」とはならない。何事もなくやりすごした気でいたら、いきなりパトカーがUターンして追いかけてくるかも知れないのだ。しかも、レーダーパトならまだしも、レーザーパトはレーダー探知機が効かない。気が付いた時には、すでに手遅れというケースが多い。
※レーダーパトも常にレーダー波を発信しているわけではなく、まず警察官が目で速度オーバーを察知し、適時レーダー波を当てるという。自分のレーダー探知機が鳴った時には時にはすでに遅し・・・な場合も。
ちなみに、北海道警にレーダー&レーザーパトカー多数、普及しているのは、平均気温が低く、寒さに震えながらのネズミ捕りは警察官にとって酷だからというのも理由のひとつ。その点、パトカーなら気温に関係なく取り締まることが出来る。また、北海道は特に郊外の交通量が少ないため、待ち時間が多いと言うことを考えれば、まさにうってつけというわけだ。
ただし、路肩から凝視・車両特定するネズミ捕りに比べて、走行車からかなり距離のある、しかも車内からの窓越しの視認になるので、誤認の可能性は大きい。どちらかというと通行量の少ないエリア向きと言えるだろう。北海道に限らず、スピードが乗りやすくかつ、パトカーが身を隠す場所のあるところは、特に注意ですよ!