PHOTO●服部真哉(HATTORI Shin-ya)/ MAZDA GLOBAL MX-5 CUP JAPAN
「マツダ車で、ル・マン総合優勝を目指したい!」
梅田 剛
-----レースでの1秒は、日常生活の1秒とはまったく違いますよね?
梅田:現在(第3戦終了時点)「GLOBAL MX-5 CUP JAPAN」ランキングトップの堤優威選手とは2015年に「ロードスター・パーティレース」のライバルで、最終戦までは僕がランキングトップだったんですが、トップを走っていた残り2周でシフトミスをしてしまい、堤選手に抜かれてチャンピオンを逃しました。その結果、堤選手はアメリカの「GLOBAL MX-5 CUP 世界一決定戦(エキシビジョン)」に出場、とても悔しい思いをしました。0.5秒、1秒の差というのはものすごく大きいと感じています。
インタビューを終えて・・・
現役のドクターでありながら、「ル・マン24時間」で世界の頂点を目指す梅田剛選手からは、言葉では言い尽くせないオーラ、エネルギー、そして強い意志を感じました。私事ではありますが、プロデューサーやパーソナリティの仕事とレースを並行して行ってきた私にとっては、特別な想いも禁じ得ません。「MAZDA GLOBAL MX-5 CUP」をステップに世界に羽ばたく姿を見せてくれる日はきっと近いことでしょう。
レーサー鹿島
<プロフィール> レーシングカート、「全日本F3」などを経て、2000年代には米国「インディライツ」に参戦、今季は「MAZDA GLOBAL MX-5 CUP」米国シリーズに参戦中。“世界”への挑戦経験をいかし、独自の視点でマツダのドライバー育成システムを取材している。FMラジオ「ドライバーズ・ミーティング」は20年目を迎えた。
マツダが米国で展開する二つのトップドライバー育成システム、「インディカー」を目指す「MAZDA ROAD TO INDY」とスポーツカー耐久レース「IMSA」を頂点とする「MAZDA ROAD TO 24」の重要な登竜門として日米で開催。日本シリーズを制したドライバーには「世界一決定戦」の出場資格が与えられ、“世界”に通じる道が開かれることが最大の魅力。