また、RTK-GNSS(※2)を活用し、衛星(GNSS)と基地局からの電波で位置情報を取得してトラクターに補正情報を送る。オプションでヤンマー独自の基地局を設置することで高い精度での補正情報取得が可能になる。
無人での運転・作業を行うロボットトラクターでは、レーザーや超音波で物体との距離を計測するセンサーや、全方向から自動走行の状態を確認できる3色のセーフティランプを設置し、周囲の安全を確保。自動運転中にエンジンが停止すると自動でブレーキがかかるセーフティブレーキも備える。
すでにYTトラクター(YT488A/498A/4104A/5113A/490/5101/5113)を所有するユーザーは、工場オプションにてオート仕様、ロボット仕様にアップグレードすることが可能。新たにトラクターを購入しなくても自動運転仕様にできる。
※1 ヤンマーホールディングスの工場での改装が必要(ファクトリーオプション)。改装キットの種類により、対応できる機種は異なる。
※2 RTK-GNSS:RTK(Real Time Kinematic)とは、既知点からの補正観測情報を携帯電話や無線を利用してトラクターに送信し、トラクターの位置をリアルタイムで測定する方法。GNSS(Global Navigation Satellite System)はGPSやGLONASSなどの測位システムの総称。