外観では、凝縮された強さと洗練されたエレガンスの両立によるスポーティセダンの創出を狙いとし、ロングノーズのプロポーションと、6ライトウィンドウの採用で流麗なサイドシルエットを実現。また、ボディを凝縮してタイヤの張り出しを強調した低重心でスポーティな骨格を表現した。
スポーティ感をさらに強調するために専用エクステリア(メッシュタイプのフロントグリル、フロント下部のメッキモール、サイドエアダムスカート、専用の18インチアルミホイール、4本出しエキゾーストテールパイプ、リヤスポイラー)を纏った「RS」仕様が新たに設定された。
内装では、適度に囲まれたコックピットと開放感の創出に加えて、ダッシュボード上に8インチディスプレイ(視認用)とインパネ中央に7インチディスプレイ(操作用)を縦に配置したダブルディスプレイを新開発するなど、運転に集中できる居心地の良さも創出したという。
新型クラウンでは、TNGAに基づくプラットフォームが新採用された。パワートレーンをより低い位置に置くことで低重心化するとともに、フードやフェンダーへのアルミ採用で前後重量配分の最適化が行なわれている。
さらに、フロントにはハイマウント式マルチリンクサスペンション、リヤにはマルチリンクサスペンションが採用されたほか、ステアリング剛性の最適化、アルミダイキャスト製のフロントサスタワーの採用や構造用接着材の塗布量を大幅に増やしたりするなどボディの高剛性化、防音材の適切な配置、アクティブノイズコントロールの採用などで、フラットかつ静粛な走りを実現しているという。なお、「RS」仕様については走りにも手が加えられており、専用フロントスタビライザーやリニアソレノイド式AVSを採用。リヤスポイラーの装着でダウンフォースを確保し、2.0Lターボ車ではリヤパフォーマンスダンパーとリヤフロアブレースも追加採用されている。
さらに新たな試みとして新型クラウンにはコネクティッドサービスが提供された。標準で搭載される車載通信機(DCM)を介してモビリティサービス・プラットフォームから様々なサービスが受けられる。
車両本体価格は以下の通り。
・2.0Lターボ(FR):460万6200円~559万4400円
・2.5Lハイブリッド(FRもしくは4WD):497万8800円~632万3400円
・3.5Lハイブリッド(FR):623万7000円~718万7400円
ボディカラーは新色のプレシャスガレナを含む全7色に加えて、日本ならではの繊細な色域の6色「ジャパンカラーセレクションパッケージ」をメーカーオプションとして用意する。