富士スピードウェイで50年ぶりに開催された24時間レース「富士SUPER TEC 24時間レース」。各クラスで白熱した戦いが繰り広げられましたが、今回トヨタ86を中心に13台のレーシングカーが争うST-4クラスでは、レースクイーンも兼任しているため美しすぎるチームマネジャーとして有名なクロエリさんが所属するオートファクトリーチームが優勝しました。まさにマルチな活躍を見せるクロエリさんに、激闘の富士24時間レースを振り返ってもらいました!

 私はAUTOFACTORYのチームに在籍して4年目になります。とてもアットホームな御殿場のチームです。これまで表彰台に上がることはありましたが、なかなか優勝することができず、このホームコースの富士スピードウェイで、しかも24時間レースでの優勝は本当に特別なものでした。



 ドライバーは、たしろじゅん選手、伊藤毅選手、田中雅之選手に加えベテランの大井貴之選手、そして若手の三笠雄一選手の5人です。金曜日の予選ではトップにコンマ1秒とどかず決勝は2位からのスタートとなりました。私も様々なモータースポーツに関わってきましたが、今回が初めての24時間レース。ペース配分がわかりませんでした。

 ここからは私の見たり聞いたりしてきたことをご紹介しましょう。




 通常、サーキットではお弁当なのですが今回はチームスタッフが御殿場でたくさんの食事を1人で作ってくれていました。時間になると取りに行き心のこもった温かい食事がいただけます。


 レースを観に来ているお客さんもテントを張ったりBBQをしたりのんびりレースを楽しんでいるようでした。

 途中経過のリザルトをもらいに行ったところ、何やら人だかりが!? そこにはなんとモリゾウさんが!!


 私にハイブリットの乗り方を教えてくださった方がモリゾウさんとお話しする機会を作ってくれました!


 TOYOTA GAZOO ラリーチャレンジで会場でよくお会いしているのですが、今回、ラリーや富士24時間レースについていろいろ貴重なお話を聞かせていただきました。

 日が落ちてくるとマシンもライトオンです。


 今回のための光る特別なゼッケンや追加したライトのおかげで、昼間のレースとはまた違った雰囲気になります。


 夜は花火もありとても綺麗でした。




 今回のレースでは、20時間以内に8分間のピットインを2回実施することが義務付けられています。各チームどのタイミングで行なうのかがとても重要です。チームも無難に完走するのか、攻めて壊れるのを覚悟で優勝を狙うのかの選択に迫られました。




 メカニックも大変です。


 普段だったら怒られてしまう風景(笑)。


 24時間レースでは何といっても体力勝負!! この日ばかりは寝ていても誰も何も言いません。


 私もみんなの前で意識もうろうと寝ていた時もありました。寝ないためには、適度に体を動かすことが重要です!!

 毎レース、レースクイーンとして時間が短く、私のコスチューム姿を楽しみにしていらっしゃる方には大変申し訳ないのですが、1番レースを楽しむにはこれしか方法が見つかりません。


 マネージャー業はチームの奥様がメインでやってくださっているので私はドライバーサポートなどを中心にお手伝いしています。なので今回のレースで寝たのは2時間くらいかな? チームの中では寝させてもらった方です。

 今回のレースでは熱いバトルが何時間も続き、24時間も走って2位との差がほんのわずか。チェッカーのタイミングで1ラップ差でのゴールとなりました。


 モニターやVTを観ていたたくさんの方々から「応援していたよ」と言っていただきました。「24時間レースって終わると感動するよ」と、経験者の方々から聞いていたものの、心も底からずっと欲しかった優勝までできたのでこの気持ちをどう表現したらよいのか……とにかく嬉しいしほっとしました。


 レースは24時間ですが、チームのみんなはサーキットにはもっと前から入っていて、睡眠を削って走り続けることは簡単なことではありません。


 でも、みんなで力を合わせ1つの目標に向かって全力で挑むと言うとても貴重な経験ができました。




 応援していただいた皆さん、ありがとうございました。


 これからもオートファクトリーとクロエリの応援、よろしくお願いいたします!

★クロエリちゃんのブログもぜひご覧ください!
情報提供元: MotorFan
記事名:「 「レースクイーン」と「美しすぎるチームマネジャー」を兼ねるクロエリちゃんの富士24時間レースクラス優勝報告