同時に、登録車と軽自動車、自家用車と事業用車との区分を明確化すべく、軽自動車の地方版図柄入りナンバープレートに「黄色」の縁取りを施すことを発表した。事業用車の図柄入りナンバープレートに「緑色」の縁取りを施すのは従来通り。
地方版図柄入りナンバープレートを交付するのは、北海道がなく、東北地方が盛岡、岩手、平泉、仙台、山形、庄内の計6地域。
関東地方が土浦、つくば、前橋、越谷、成田、柏、世田谷、杉並、富士山の計9地域。北陸信越地方が新潟、長岡、富山、金沢、石川の計5地域。中部地方が福井、富士山、豊田、春日井の計4地域。
近畿地方が滋賀、京都、奈良の計3地域。中国地方が鳥取、福山、下関、山口の計4地域。四国地方が徳島、香川、愛媛、高知の計4地域。九州地方が長崎、佐世保、熊本、大分、宮崎、鹿児島の計6地域。総計41地域となっている。
図柄入りナンバープレートの導入地域では、交通改善や観光振興などに役立てる取り組みに寄附金を活用することができる。そのため自動車の所有者は、図柄入りナンバープレートの交付を受ける際、寄付金の支払い有無を選択。寄付金なしの場合はモノクロ、1000円以上の寄付金を支払った場合はカラーの図柄入りナンバープレートが交付される。
なお、地方版図柄入りナンバープレートを導入したいという地域の要望が高まっていることを踏まえ、知床、苫小牧、弘前、白河、松戸、市川、船橋、市原、江東、葛飾、板橋、上越、伊勢志摩、四日市、飛鳥、出雲、高松の全17地域を追加。2020年度より交付を開始する予定としている。
今回の発表で最も重要なものは、軽自動車の図柄入りナンバープレートに「黄色」の縁取りを施すことだろう。図柄入りナンバープレートは、「黄色のナンバープレートはイヤだ!」という軽自動車ユーザーに広く活用されてきたが、地方版図柄入りナンバープレートにはこの裏技が使えないことになる。
ただし、従来からのラグビーワールドカップ2019および東京2020オリンピック・パラリンピックの軽自動車(自家用)向け図柄入りナンバープレートは今後も変わらず、「黄色」の縁取りが入らないものが交付される。軽自動車に黄色ではなく登録車と同じ白のナンバープレートを装着するために図柄入りナンバープレートとしたい人は、こちらを選ぶべきだろう。