イートンは、TVSシリーズの次世代スーパーチャージャーを開発中だが、今回はそれは展示していなかった。
日本イートンが今回出展の目玉に据えたのは、EV用のPDUだ。PDUとは「パワー・デストリビューション・ユニット」のことで、バッテリーとインバーターの間に搭載されるデバイス。パワーエレクトロニクスに分岐するすべてのアプリケーションを監視、管理し、電気システムを保護する役割を担う。これまでは2012年にイートンが買収した「クーパー・インダストリー」社の製品で、BUSSMANNブランドで展開していたが、買収にともなって「EATON BUSSMANN」シリーズとなっている。
同社のPDUは、GMのEV、中国BYD社、および多くの中国メーカーのEVで非常に高いシェアを誇っている。もともと、高電圧のヒューズメーカーとしての実績がある同社だが、EVの高電圧化にともなってEVでのアプリケーションが拡大しているとのことだ。