そのスズキマリンで販売される新型の船外機が、5月16日から日本でも販売が開始された。
スズキマリンのフラッグシップ船外機は「DF350A」で、排気量4390cm3(4390cc)の4ストローク水冷V型6気筒24バルブ形式で、ハイオクガソリンを使用し12.0:1という高圧縮比から350馬力を絞り出す高性能機。
それに対し、今回リリースされた「DF325A」はレギュラーガソリン(オクタン価91相当)対応とすることで、国内の大型船外機ラインナップをさらに強化していくという狙いもある。
基本諸元は「DF350A」を踏襲し、使用燃料をレギュラーガソリンとすることで325馬力を発揮。これはスズキのレギュラーガソリン仕様船外機では最大出力となっている。
また、優れた加速性と直進安定性を実現したスズキ独自の二重反転プロペラ「スズキ・デュアルプロップシステム」。外部の冷気をエンジン内部に効率的に取り込むスズキ独自の「ダイレクトインテークシステム」や「スズキ・デュアルルーバーシステム」。常にスムーズで確実なシフト操作と素早く正確なスロットルコントロールを実現する電子スロットル「スズキ・プレシジョンコントロール」などの仕様は「DF350A」から変更はない。
スポーティーで躍動感のある先進的なスタイリングとともに、さまざまな用途の大型ボートをもつユーザーに向け、最新技術を備えたスズキの大型船外機の拡販を図っていく。
諸元
機種名:DF325AT
全高(X/XX):1956mm/2083mm
トランサム高(X/XX):635mm/762mm
プロペラ付き重量(X/XX):341kg/350kg
最大出力:239kW(235ps)
全開使用回転範囲:5300-6300rpm
動弁機構:DOHC24バルブ
ボア×ストローク:98.0×97
排気量:4390cm3(cc)
燃料供給方式:EPI
冷却方式:直接水冷
始動方式:エレクトリック
点火プラグ:NGK ILZKR7D8
エンジンオイル容量:8.0リットル
発電容量:12V 54A
フューエルタンク容量:—
チルト&トリム方式:P.T.T
希望小売価格(税込)
DF325ATX:345万6000円
DF325ATXX:347万7600円