実物を目にしても、何も言われなかったら、「LSかな」と思っただろう。
もちろん、LSはGA-Lプラットフォームを採用するFR。一方のESはGL-KプラットフォームのFFである。
昨今のプレミアム・ブランドは、サイズこそ違ってもデザインテイストは共通というデザインが多い。レクサスもLSとESも駆動方式は違っても、デザインは驚くほど共通している。
FFレイアウトを採るESの方が若干、フロントのオーバーハングが長いが、それもLSとこうして並べてみれば、というレベルだ。
こうして見てみても、美しくて大型のセダンがほしいが全長5235mmのLSは大き過ぎ!という潜在顧客に新型ESが強くアピールするのはわかる。日本導入も決まっているが、じつはグローバルで人気を博するレクサスの中心モデルになるのは容易に予想できる。
北京で実物を見た感想としても、LSよりもESの方がいいのでは、というものだった。価格も未発表で、LSとの価格差がどのくらいになるかはわからないが、ESに期待ができるのは間違いない。
ところで、レクサスのセダンと言えば、LSの下、ミドルクラスにはGSがある。
せっかくなので、ESとGSも比べてみよう。
じつは、新型ESは、GSより一回り大きいのだ。LSーGSーESーISという並び変わらないとすれば、次期GSは、LSとESの間のボディサイズになるはずだ。