ディー・エヌ・エーと神奈川県タクシー協会は、I・TOP横浜の取組みの一環として、平成29年9月~10月に横浜市の一部地域を対象に、AIを活用するタクシー配車アプリ「タクベル」の実証実験を実施した。この度、その結果を踏まえた機能改善を行い、「タクベル」の正式サービスを開始する。「タクベル」は、神奈川県内の約半数のタクシー事業者への導入が決定している。

I・TOP横浜とは、IoT等革新技術を活用したビジネス創出等の推進システム。「タクベル」にはAIを活用する「需要予測システム」を導入予定だ。既に、2017年9月から10月まで横浜市の一部地域にてI・TOP横浜の取組みを活用した実証実験を実施しており、その結果を踏まえた機能改善を行う予定。




この需要予測システムは、運行中のタクシー車両から収集するプローブデータ(自動車が走行した位置や車速などの情報を用いて生成された道路交通情報)とタクシー需要に関連する各種データ(気象、公共交通機関の運行状況、イベント、商業施設などのPOI情報、道路ネットワーク構造など)を解析し、乗務員へリアルタイムかつ個別に走行ルートを推薦するもの。なお、神奈川県タクシー協会に加盟している182事業者のうち、82事業者がタクベルの導入を決定済み(2018年4月19日時点)。




<タクベル正式サービス開始に関する概要>


(1)正式サービス配信:4月19日(木)


(2)サービス対応エリア:横浜、川崎エリア(県内全域に順次拡大予定)


(3)公式サイトURL:https://taxibell.jp


(4)特徴的な機能


・周辺を走行中の空車車両をリアルタイムに確認可能


・迎車の目安時間が表示され、迎車中もリアルタイムに位置が確認できる


・全事業者を横断した配車ができるため、より乗車地に近い車両に対する配車依頼が可能


※特定のタクシー会社指定も可能


・全車両でネット決済に対応し、降車時の煩わしい支払い/領収書受け取り等の手続きが不要

情報提供元: MotorFan
記事名:「 横浜市:I・TOP横浜で実証実験を行ったタクシー配車アプリが正式スタート