加えて、クラシックヘルメットの特徴であるディフューザーのないシンプルな形状もネック。ベンチレーションが効かないため、フルフェイスともなると内部に熱がこもりがちになる。せっかくデザインが気に入っても、長時間の装着には向かなくなってしまう。
そんなジレンマを解決してくれるのが、アライが発表したコンセプトモデル・Concept-Xだ。初代ラパイドを思わせるシンプルな形状だが、特筆すべきは帽体内の通気性。
つるりとしたボウタイデザインとしていながらも、シールド上部や顎のディフューザーから取り入れた走行風をヘルメット上部から後方へ流すようエアフローが設計されているのだ。そのため、通り抜ける風がライダーの熱気を逃がしてくれるわけだ。