ボディは従来型から全長を40mm、全幅を30mm、ホイールベースを40mm拡大する一方で、全高を10mm下げることでよりワイド&ローのフォルムを実現した。TNGAによるGA-Cプラットフォームは、アルミ材や超高張力鋼板の使用拡大、構造接着剤を最適に使用し、スポット溶接の打点追加などと合わせ捻り剛性を従来型比で60%も向上している。
フロントサスペンションにはマクファーソン・ストラット、リアにはダブルウィッシュボーンを採用。ジオメトリを改善し、構成部品の性能を向上させることでステアリング操作感や乗り心地、操縦安定性を高めている。これには20mm低くなった重心高も大きく貢献していると言えるだろう。
全長:4,370mm
全幅:1,790mm
全高:1,435mm
ホイールベース:2,640mm
「センシュアスミニマリズム」をテーマにデザインされたインテリアは、スッキリとした上質な空間を追求。薄型インパネと連続したドアトリムは心地よい開放感を、幅広で高さのあるセンターコンソールは安定感やワンランク上の車格感を演出する。さらに、ピアノブラック素材にアクセントとしてシルバー加飾やステッチを施すことで、上質さも醸し出している。
今や当たり前となった予防安全システムは、トヨタ最新鋭の第2世代型「Toyota Safety Sense」を北米では初めて標準搭載とした。従来のクルマに加え、歩行者検知(昼間・夜間)・自転車検知(昼間)も可能とした「プリクラッシュセーフティ」。前方車両追従走行をアシストする「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)」には、車線維持運転操作支援機能の「レーントレーシングアシスト(LTA)」を追加。カメラで認識した道路標識をマルチインフォメーションディスプレイに表示する「ロードサインアシスト(RSA)」機能も搭載された。もちろん、車線逸脱による事故予防に貢献するステアリング制御機能付き「レーンディパーチャーアラート(LDA)」、夜間の前方視界確保を支援する「オートマチックハイビーム(AHB)」などの従来からの機能も性能向上を果たしている。
米国で展開するマルチメディアシステムEntune 3.0 Audio」とタッチ操作が可能な8インチスクリーンを標準搭載。Entune 3.0 Audioを通じて、iPhoneの機能を車載ディスプレイで操作できるApple CarPlay。音声サービスの「Alexa」を利用可能とするAmazon Alexa。Wi-Fi Connectに、音声操作も可能なナビゲーションアプリのScout GPS Link。その他にもさまざまなアプリが利用可能なEntune 3.0 App Suite Connectなどに対応。マルチメディア&コネクティッド機能が拡充されている。
センターコンソールのシフトレバー前方には、スマートフォンを置くのに丁度良いスペースのトレーを用意しており、スマートフォンとの連携の良さをうかがわせる。