NB-IoTは、メーターやセンサーといったアプリケーションを始めとする多数の産業用IoTアプリケーションに最適な技術としての地位を確立しつつある。その理由のひとつは、NB-IoT技術の低消費電力。エンドデバイスをひとつのバッテリで数年間、場合によっては10年以上稼働させ、メンテナンスの必要性を最小限に抑えられる。さらに、屋内や地下でも信号の到達性に優れ、広範囲の通信が可能なため、地下室や地下深部または遠隔地など、NB-IoT以外では通信が困難な場所でもIoTアプリケーションを使用できる。
ヨーロッパ市場をターゲットとしてバンド8および20をサポートするSARA-N211製品のバリエーションは、石油・ガス産業、化学プラント、鉱業などのアプリケーションに見られる潜在的爆発性環境で使用するためATEX認証を取得した初のNB-IoTモジュールとして、NB-IoTの活用範囲をさらに拡大する。ATEX認証済みにより、エンドデバイスのメーカーはコンプライアンスの確保によって時間とリソースを節約できると同時に、エンドデバイスのテストを迅速化し、認証取得を簡素化できる。ATEXの要求を満たすために最終段階になってからモジュールに変更を加えるリスクを最小限に抑えられるという点も重要だ。
u-blox SARA-N2モジュールは、現在提供中。