「(仮称)海老名物流センター」は、2ヶ所に点在する物流拠点を集約し、「物流総合効率化法」に認定された物流施設。現在、大和物流は大和ハウス工業竜ヶ崎工場から2ヶ所の物流センター(神奈川県海老名市・相模原市)を中継し、神奈川県および東京都の三多摩(東京都の西部地域の総称)エリア向けに住宅部材を配送しているが、運送面で重複しており、作業負担の増加が課題となっている。 そこで、作業生産性の向上と輸配送業務の効率化を図るべく、神奈川県海老名市に「(仮称)海老名物流センター」を開発することとなった。
当センターは、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)「海老名インターチェンジ」から約2.5kmに位置しており、大和ハウス工業竜ヶ崎工場から圏央道を通り容易にアクセスできるため、トラックの走行距離を約36%削減できる。また、物流施設を集約したことで、従来よりも7割以上の総作業時間及びトラック待機時間の削減が見込める。
その結果、「(仮称)海老名物流センター」において、大和ハウス工業と大和物流は共同で「物流総合効率化法」の認定を受けることとなった。当センターの所在地は、市街化調整区域でしたが、海老名市から開発許可を受けて、当センターの開発を行えることとなった。 なお、大和物流が「物流総合効率化法」の認定に基づいて開発する物流センターは、岩倉物流センター(愛知県岩倉市・2015年3月竣工)に続いて2拠点目。
2.創エネ・省エネの環境配慮型センター
当センターには総発電容量約490kWのソーラーパネルを敷設するほか、省エネ性に優れるLED照明を全館に導入し、環境に配慮した省エネルギー運営を徹底していく。
3.施設概要
名称: 大和物流株式会社「(仮称)海老名物流センター」
所在地: 神奈川県海老名市社家嵯峨野441番1他 18筆
敷地面積: 12,349.46m2 (約3,736坪)
延床面積: 11,817.42m2 (約3,575坪)
構造・規模: 鉄骨造地上2階建
設計・施工: 大和ハウス工業株式会社
最寄りIC: 首都圏中央連絡自動車道「海老名IC」から約2.5km
最寄り駅: JR相模線「社家駅」から約800m
着工日: 2018年3月3日
竣工: 2018年10月末予定
稼働: 2018年11月予定