RCMが目指しているのはいわば現行のバイクにも負けない性能と信頼性。そのため、単に走れるようにしただけのレストアに留まらないのだ。
カスタムに合わせてシャシーから再設計
冒頭で記述したホワイトの外装を身にまとったカスタムZ1-R、RCM-001はそうした17インチ化のノウハウの一つの集大成だという。前後17インチ化に伴って崩れてしまうバランスを根本的に解決すべく、フレームを一から設計。近年の17インチホイールバイクに見られるコンパクトシャシーに近づけた設計になっており、靭性の高いSTKM13Cという鋼管を使用することで、オリジナルのフレーム以上の剛性を確保するだけでなく軽量化も果たしている。
価格は300万円台~。一台一台オーダーに応えて仕上げている以上、納車まで3か月はかかるという。とはいえ、憧れの一台を自分の思い通りの形で手に入れるチャンス。ずっと乗り続けたいという思いがあるなら、ぜひ訪れてみてほしい。
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