まずは、パルマ社の子会社である日本セルフストレージが運営するKeep itブランドの屋内型トランクルーム2箇所を360度VR化し、2018年の3月、4月の繁忙期における効果を検証していく。その後、この実証結果を踏まえ、将来的には日本全国4000箇所以上のトランクルーム施設情報を掲載するニコニコトランクへのサービス展開を目指す。
3D Styleeは、使いやすく高品質、リーズナブルな価格が支持され、不動産業界を中心に500社以上に利用されるサービスに成長してきた。その中で、不動産仲介事業においては、オンライン反響率が2倍、成約率が4割から6割になる、成約における内見の数が8割になる、といった具体的な効果が実感されるようになった。このような実績を踏まえ、今般、トランクルーム業界での360度VRのビジネス利用における実証を行う。今後、3D Styleeは、トランクルーム分野に限らず、様々な分野における360度VRのビジネス利用のプラットフォームとして、更なる発展を目指していく。
2016年のトランクルームの国内市場(屋内・屋外含む)は、2008年比倍増となる500億円となり、2020年には700億円を超える規模へと成長する可能性があるとされている(出典:Annual Supply Survey 2017, 株式会社キュラーズ)。また、店舗数としても全国で8,000店舗と、ファミリーレストランの店舗数約9,400店舗(出典:日本フードサービス協会 外食産業市場動向調査)に匹敵する規模へと増加してきた。そのような中、パルマ社は、セルフストレージ国内の60%以上の事業者にビジネスソリューションのサービスを展開している。トランクルーム業界においても新たな技術を活用した業務効率化や集客支援、成約率向上が求められる中、パルマ社が提供するトランクルーム向けの新たなビジネスソリューションサービス開発の一環として、どこでもかんたんVRの3D Styleeを採用した実証事業を実施することとなった。