Cd値=0.25
前面投影面積=2.19㎡
というのは、このセグメントの空力のリーダー的存在になる。
この結果を得るために、メルセデス・ベンツの空力エンジニアは、CAEを駆使して空気の流れを解析、もちろん風洞も使って空力性能を最適化した。
メルセデス・ベンツは、コンパクトクラスで初めて「エアパネル」をオプションで設定する。
通常では閉じていてドラッグ(空気抵抗)を低減し、エンジンの冷却ニーズが高くなると自動で開く。つまり空力とクーリング性能を両立させる自動シャッターグリルということだ。
フロント/リヤのホイールスポイラーは、ホイール周りの空気の流れを最適化する。くわえて、ホイールアーチは(エンジンのタイプによるが)エンジンの熱から断熱される。ラジエーター周りはシールされている。
このほか、
・ヘッドランプ周りのシーリング
・サイドビューミラーの位置をベルトラインに移動
・大型ルーフスポイラーとスポイラーリップ
・エンジンルーム下、メインフロア、リヤアクスルの前面パネル化とディフューザー
・ガソリンエンジンはリヤの排気サイレンサーとシートシールドの形状最適化
・ホイールとタイヤの空力最適化
などを行なった。
風切り音は先代と比較してかなり改善しているという。
高周波の風切り音は、Aピラーとミラーの繋がりを変えることで改善させた。もちろん、ミラーの形状も見直している。