「みやま市役所山川支所」自動運転実証実験における主な検証項目は、以下のとおり。
①道路・交通
○相互に円滑な通行の為の道路構造の要件
・後続車の追越や対向車の離合を考慮した幅員
・山間部における勾配、狭小幅員
○自動運転に必要となる道路の管理水準
・植栽の繁茂
・路肩駐停車車両
②地域環境
○天候の変化による前方カメラの検知能力
③コスト
○電磁誘導線の整備、維持管理コスト
○車両の維持管理コスト
④社会受容性
○自動運転技術への信頼性、乗り心地
○運転手不在に対する心理的影響
⑤地域への効果(ビジネスモデルの検討を含む)
○円滑な地域内物流の支援
・生産拠点からJA山川支所への農作物の配送実験(みかんなど)
・バーチャル商店街と連携した商品配送サービス(タブレット端末で商品を注文)
○高齢者の外出機会の増加
・役場への行政手続き、郵便局の利用、JA山川支所への買い物での利用
・タブレット端末を活用したデマンド型の車両予約システムの効果
○児童の通学手段の支援
・安全な通学手段としての利用
○運営主体のあり方
・自治体や地元電力会社、交通事業者等の役割分担
○採算性確保の方策
・地元電力会社による余剰電力の活用
・将来の利用ニーズ(支払意思額、求めるサービスレベル等)
○他事業との連携
・実験参加者の将来参入ニーズ(JA、バーチャル商店街、地元電力会社)
・新たな連携先のニーズ