そう語るのは、生産および物流担当シニア・バイス・プレジデントのJavier Varela氏だ。
「シェブデ工場の今回の達成は、われわれの環境負荷低減諸策にとって非常に大きな意義があります。気候変動ニュートラルサイトを立ち上げられたことで、自動車生産業界において先鋭者となれたことを喜ばしく思います」
ボルボカーズと地元企業との間で、暖房用のエネルギー源として消却ゴミ、バイオマス、そしてリサイクルバイオ燃料が取り交わされる合意が新たになされた。ちなみに2008年以来、シェブデ工場は同社のほかの工場同様、電力は再生可能エネルギーから供給されている。
「これはシェブデ工場とボルボカーズ、ともに喜ばしいことです」と、サステナビリティ・ディレクターのStuart Templar氏は言う。「地球環境への配慮はもっとも根源的な価値のひとつです。2019年の立ち上がりを予定している私たちの電動車両化戦略に加えて、気候変動ニュートラルサイトは劇的にCO2削減量を改善させますし、実際に気候変動への影響も期待できるでしょう」
ボルボカーズは、2025年のビジョンに向けて革新的な方法を常に検討してきた。一例を挙げれば、2016年にベルギー・ゲント工場ではCO2排出量を40%も削減する──年間15000トンにも相当する──地域熱供給システムを導入している。
「あらゆる地域のエネルギー供給業者と積極的に協力し、生産工場がさらに再生可能エネルギーを用いる道筋を、引き続き積極的に模索していきます」と、Varela氏は述べている。