「SUZUKI」ロゴを採用した14Lの容量を持つフューエルタンクは、ライディングをスポイルしないスリムでスポーティなフォルム。レトロ感溢れるタックロールシートは、シート前部をタイトな形状にして良好な足着き性を実現(シート高は790mm)。ハンドルはカフェレーサースタイルに相応しいセパレートタイプを標準装備。低くなり過ぎない余裕のポジションとし、ツーリングや街乗りでも疲れにくいようアレンジされている。
フロントフォークは好みに合わせたサスペンションセッティングが可能なプリロードアジャスターを装備。前後タイヤはフロントに120/70、リヤに160/60サイズのラジアルタイヤを採用し、高いコーナーリング性能と直進安定性を両立しているのが特徴だ。
エンジンはカフェレーサースタイルとのマッチングも絶妙な、刺激的で官能的なサウンドを奏でる水冷645cc 90°V型2気筒(Vツイン)。低回転域では独特の鼓動感が味わえるとともに、トルクフルで扱い易く、中回転域は力強く立ち上がり。高回転域では伸びのあるパワーを発揮してくれるなど、市街地、ワインディング、高速道路など、走りのシチュエーションを選ばないのが嬉しいところ。
SV650X ABSに搭載されたVツインエンジンには、1気筒あたり2本のスパークプラグを持つ、「スズキデュアルスパークテクノロジー」を導入。高い燃焼効率により、スムーズな出力特性と高い燃費性能、排出ガス低減に貢献しているのがポイントだ。ピストンのスカート部にはレジンコートを施し、シリンダーとピストンのフリクションを低減。ピストンリングはL型リングを採用し、高い密閉性によりブローバイガスを低減。高い燃費性能と排出ガス低減に貢献しているのも特筆すべき点だろう。
TI-ISC内蔵のスロットルボディには、発進時や低回転走行時にエンジン回転数、ギアポジション、スロットル開度、クラッチスイッチの情報を用いて制御する「ローRPMアシスト」機能を採用。この機能は、発進時のエンジン回転の落ち込みが緩和され、スムーズな発進を実現する画期的なシステム。渋滞時の低速走行や、Uターンの際もエンジンの回転の落ち込みを感じにくく安心感が得られる。
スタータースイッチを押し続けずにワンプッシュするだけで、ECMがスターターモーターを回転させてエンジンが始動する「スズキイージースタートシステム」、前後輪に取り付けられたホイールスピードセンサーにより各車輪速度を検知し、ブレーキの効きを自動的にコントロールして車輪のロックを一定範囲内で防ぐ「ABS」など、最新機能も標準で装備する。
カラーは渋みを効かせたオールトグレーメタリックNo.3を採用。レトロさと新しさが融合した注目の一台、それがSV650X ABSだ。