北ホール9のトヨタ東京自動車大学校の学生たちが作ったセリカ。大胆すぎる和のテイストをこれでもか!と盛り込んだ1台でしたよ!

この独特なボディカラーは東京オリンピック2020のエンブレムに採用された市松模様がモチーフ。いちどベースの塗装をしたあと、手作業でカタチを切ったマスキングを一枚一枚貼り付けたあとに塗装を重ねて模様を作ってあります。フロントからリヤへかけて赤×ピンクから青×水色にグラデーションが施されているのも見どころのひとつ。

ルーフには見事な造形のお城が! これをひとりで作ったのが前田船大さん。天守閣には金色に塗られたトヨタのエンブレムが飾られていて、その名も豊田城とのこと。

さらに助手席側には手描きの花、運転席側にある富士山はパテを盛って立体に造形するとは掟破りの発想ですね~。



こちらはボンネットグラインダータトゥーに見えますが、それでは模様を作るマスキングが破れてしまうので紙やすりを使って手作業でキズを付けていったそうです。担当は野村和樹さん。

室内も徹底的に和を追求。茶室を再現したトランクに、本物の着物の生地を使って縫い合わせたシートカバー、シフトブーツ、それにハンドルもそうでした。

天井を覗くと光る花火が見えるのも洒落てます。

機械なんだけどひとつひとつが心のこもった手作り。


まるで日本ならではの工芸品のようなクルマといえるんじゃないでしょうか。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 テーマは「和」!工芸品なみの心がこもった意匠満載のセリカ!【東京オートサロン2018】