まず参戦カテゴリーおよびその体制だが、マークX MCでGT300クラスを戦う。ドライバーの布陣は昨シーズンから変更なく、番場琢と脇坂薫一という体制で入賞を目指す。またピット作業は各店舗メカニックから新たな顔ぶれが揃う。
次にフル参戦3年目のスーパー耐久。GR SPORTマークXでST-3クラスのチャンピオンを目指す。ドライバーにはGreen Braveで5年目となる服部尚貴、SUPER GTでもマークXのステアリングを握る脇坂薫一、そしてチームのイメージリーダーでもある平沼貴之という3名。これを各店舗から招集されたメカニック達がピット作業を担当する体勢で挑む。
続いてGAZOO Racing 86/BRZ Raceだが、プロフェッショナルシリーズを密山祥吾と平沼貴之、クラブマンシリーズを黒岩唯一がドライバーとして継続参戦。複数台エントリーの強みを活かして上位入賞を目指す。ピット作業は埼玉トヨペット各店舗メカニックが担当。
そして埼玉トヨペットGreen Braveによるモータースポーツ振興策「86ワンメイクレースGreen Braveキャンプ(通称GBキャンプ)」の実施概要も発表された。
GBキャンプとはGAZOO Racing 86/BRZ Raceへの参戦希望アマチュアドライバーを対象として、埼玉トヨペットGreen Braveが培ってきたノウハウをリーズナブルに提供する「車両レンタル、メンテナンス、セッティングアドバイスなどを含む有料参戦パッケージ」というもの。アマチュアドライバーのレース参戦のハードルを引き下げるのが狙いだ。初年度だった昨シーズンは4名がクラブマンシリーズに初参戦し、2名が入賞、そのうちの1名がルーキーオブザイヤーに選出されるなど一定の成果を収めている。
今季はGBキャンプ2期生の募集、卒業生が参加できる「86ワンメイクレースGreen Braveキャンプ+(通称GBプラス)」、さらにタレント枠の「86ワンメイクレースGreen Braveキャンプ エンターテイメント(通称GBエンタメ)」を新設。GBエンタメはタレントならではの情報発信力によるモータースポーツの認知向上や埼玉トヨペットGreen Braveの告知活動への貢献が期待され、すでに元フィギュアスケート日本代表・小塚崇彦の参加が決定している。
なお発表会の最後には、いつもチームがサーキットで行っている日本一のファンサービスである握手会をもって来場者を喜ばせていた。