対するシビックタイプRは、サーキットにおける走行性能に加え、ストリートでのグランドツアラー性能も向上。ベストバランスの「SPORT」、ダイナミック性能を追求した「+R」、快適性にも配慮した「COMFORT」と3つのドライビングモードを持ち、走りに特化したこれまでのタイプRとは異なる、新たな世界観を表現している。
Modulo Xシリーズの第4弾、最新モデルとして追加されたフリード。同シリーズとしては初めてハイブリッドが設定される。前後のエアロパーツはリフトバランスを最適化する専用アイテムで、空力性能に合わせて足回りもセッティング。高速域での直進安定性を始め、しなやかなコーナリング性能や路面状態を選ばない上質な乗り心地などを実現したコンプリートモデルとなる。また、S660、マイチェン後のステップWGNスパーダをベースとしたModulo Xのコンセプトモデルも出展。いずれも新作エアロパーツを纏い、S660には減衰力5段調整式のサスペンションユニットも装着されるなど、意のままにクルマを操る喜びという価値をプラスする。
先日、マイナーチェンジを受けたN-ONE。これまでのスタンダード、セレクト、プレミアムに加え、新たな世界観を表現するRSがラインアップに加わった。これはフィットRSなどにならった、ターボエンジン搭載のスポーティグレードとなる。ローダウンによって全高を低く抑えると同時に低重心化。ブラックアウトされたルーフやホイールが引き締まったエクステリアを演出し、インテリアも赤をアクセントとして取り入れたスポーティな仕上がりを見せる。
NSXをベースにFIA-GT3規定に合致し、全てのGTレースに参戦可能な専用マシンがNSX GT3。本田技術研究所とイタリアのシャシーコンストラクターであるJ.A.S Motorsportが共同開発し、北米でのIMSA Weathertech Sports Car選手権とPirelli World Challengeシリーズに4台のNSX-GT3が参戦。すでに2勝を挙げるなど、ポテンシャルの高さを見せつけている。
また、2018年シーズンのツーリングカー選手権(TCR)に参戦予定のシビックTCRも展示。新型シビックタイプRをベースに開発されたレーシングマシンで、最新のFIAリフティングデバイスを搭載した新型マルチリンク式リヤサスペンションやアンチロールバーシステム、先進のエンジンマネジメントシステム、改良型ロールケージなどが採用される。さらに、佐藤琢磨選手がインディ500で優勝を遂げたAndretti AutosportのダラーラDW12や、スーパーGT GT500クラスを戦ったKEIHIN NSX-GT、FIMロードレース世界選手権のMotoGPクラスでM.マルケスが2連連続シリーズチャンピオンを獲得したRC213Vも出展される予定。
スーパーGT GT500クラスに参戦したMOTUL MUGEN NSX-GTと、2台のスーパーフォーミュラマシン、TEAM MUGEN SF14を展示。SF14のゼッケン♯15はP.ガスリー選手がドライブし、第4戦もてぎ~第5戦オートポリスと2連勝を達成。最終戦までシリーズチャンピオン争いを演じ、惜しくも0.5ポイント差でランキング2位となった。また、マン島TTレースのZero Challengeクラスを戦ったバイク版EV、神電 四もブースに並ぶ。さらに、新型シビックをベースにしたコンセプトモデルに注目したい。1台はシビックタイプRの走行性能を極限まで高めるため、動力/走行/冷却/空力の各性能向上を図り、デザインも磨き上げたMUGEN RC20GT CIVIC TYPE R Concept。もう1台が、ノーマルのスタイリングとの一体感を損なうことなく、力強さをプラスするエアロパーツを装着したMUGEN CIVIC HATCHBACK Prototype。その仕上がりはぜひともホンダブースで確認したい。