コークタウン、デトロイトにはフォード約110年の歴史を誇る工場、通称“ザ・ファクトリー”がある。同社はこの歴史的建造物を修復・近代改修し、研究チームを移転することになる。
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フォードのジム・ハケット(Jim Hackett)CEOは
「フォードの故郷であるこの地に戻ってこられることは非常にうれしく思う。この地で電気自動車・自動運転車の開発をさらに進め、“スマートな世界にスマートなクルマを届ける”という使命を果たせるようになりたい」
とコメントした。
経営執行会長ビル・フォード(Bill Ford)氏にとって、移転先のコークタウンは特別な土地だ。同氏の遠い先祖が昔、アイルランドのカウンティ・コークという地からこのミシガンにやってきたのだ。デトロイトのなかでも最も古いコークタウンの名前は先祖たちがやってきたカウンティ・コークからきている。
「デトロイトに戻ってくるのは非常にうれしい。私の曽祖父が自分のクルマづくりの夢を追い求め第一歩を踏んだ地であるからだ。私たちはこのデトロイトの地、人々、そしてそこで我々が何をできるかという可能性を信じている」
とフォード氏はコメントした。
移転先のセンターではフォード最新の自動運転・電気自動車開発をする220人以上のスタッフや研究員が働くことになる。デトロイトへの移転は年明けに始まる。自動運転車・電気自動車の研究チーム約200人がコークタウンで最新のモビリティ研究を進める。
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