BMW、デトロイト・モーターショーで新型X2や新型i8クーペなど発表予定
2018年の1月14〜18日の間にデトロイトで開催される北米国際自動車ショー(NAIAS)において、BMWは最新版のBMW i8クーペと新型のBMW X2のふたつの新型モデルを展示する予定だ。他にも公道での最高のパフォーマンスを追い求めたBMW i8ロードスターや、BMWブランドの高級デザインを洗練したBMW i7パフォーマンスのコンセプトカーも展示されるとのことだ。
i8 クーペ初公開: 3気筒ガソリンエンジンと電気駆動システムによって最新のi8クーペは275kw・374馬力の出力を誇る。最新のeDriveテクノロジーと高電圧リチウムイオン電池を駆使し、同車は電気駆動状態のまま停止時から105km/hまでスポーティーなフィーリングで一気に加速する。運転席内のeDriveボタンを押せば電気駆動の最高速を120km/hまで上げられるとのことだ。この最新のi8クーペは0―100km/hまで4.4秒の加速性能を有する。ガソリンエンジンの二酸化炭素排出量は1kmあたり42g。NEDCテストサイクルによると電気駆動状態では約55kmの航続距離を持つ。
i8ロードスターの初期型は200台の限定生産販売となる。0―100km/h加速は4.6秒、燃料消費量は100kmあたり1.9ℓで、電気駆動状態の航続距離は約53kmとのことだ。i8ロードスターもi8クーペも電気制御により最高速度が250km/hに制限されている。両車とも最新の“E-Copperメタリック”と“ドニントン・グレー メタリック”のエクステリア塗装が選択可能だ。他にもプロフェッショナル・ナビゲーションシステム、BMWディスプレイキー、サラウンドビュー機能付きドライビングアシスタントなどが標準装備されている。またConnectedDriveサービスも搭載されており、道中の給油スポットなども考慮するインテリジェント・ルートプランニング機能や車内ディスプレイのカスタマイズが可能となっている。
初公開のBMW X2
BMW X2は他に比を見ない特徴を持っている。思わず見とれてしまうようなデザイン、Xモデルの頑丈さ、そしてクーペ型ならではのスポーティーな性能を兼ね揃える。スタンダードタイプのBMW X2の他にも、BMW X2 M SportとM Sport Xモデルも選べる。これらはそれぞれBMW MシリーズとXファミリーのデザインを取り入れたモデルになっている。X2のCピラー部にはBMWロゴが入っており、独特のグリルもX2ではBMWで初めて下の方が上より幅広くなっているのが特徴だ。
X2は3つのエンジン/トランスミッション形式から選べる。BMW X2 sDrive20i ガソリンエンジンモデルは141kW/192馬力の出力。燃費は100kmあたり5.9-5.5ℓで、二酸化炭素排出量は1kmあたり134-126g。X2 xDrive20d ディーゼルエンジン型は140kW/190馬力の出力。燃費は4.8-4.6ℓ/100km、二酸化炭素排出量は126-121g/km。X2 xDrive 25dは170kW/231馬力、燃費5.3-5.1ℓ/km、二酸化炭素排出量139-133g/kmとのことだ。ディーゼルモデルの2車種にはxDriveの全駆動システムと8速“BMWステップトロニック”トランスミッションが搭載されている。ガソリンモデルにはスポーティーな性能を引き出す7速“BMWステップトロニック”デュアルクラッチトランスミッションが搭載される。他にも3気筒タイプのX2 sDrive18i、4気筒モデルのX2 xDrive 20i、X2 sDrive18d、X2 xDrive18dなどが2018年初頭にラインアップに加わることになるとのことだ。