委員会では海外の事例も収集して参考としている。自動運転について主導的立場にあるドイツではシステムからの要請に対してドライバーはすぐに対応する必要があるとして睡眠を認めず、オランダは欧州全体で検討すべきと規定。警察庁はドイツと同様にシステムとドライバーの相互引き継ぎの必要性を勘案して睡眠を認めない方針を示した。しかしセカンダリアクティビティの有力候補に挙げられるテレビや映像ソフトの視聴、電話及びメールの送受信、食事や読書、パソコン作業などは認められ得るとし、その一方でナビや携帯電話など車両制御と連動する機器に関しては、システムが機能限界を迎えた際にドライバーへの運転引き継ぎを促すよう警告を発するなどの条件付与も検討中だ。