タミヤでは、フロント1輪、リヤ2輪の電動RCカーの組み立てキット「トリプルホイールシリーズ 1/8 ダンシングライダー」をリリース。車体をスイングさせながらコーナリングする姿は、まる3輪スクーターのよう。発売は2017年12月23日(土)ごろ。価格は12,744円。

「トリプルホイールシリーズ 1/8 ダンシングライダー(組立キット)(T3-01シャーシ)」

スクエアデザインのリヤのボックスは、ピザ○ーラなど企業広告のスペースとしてもぴったり?

フロントセクションはRCメカとバッテリーを、リヤセクションにはギヤボックスを搭載。

超本格メカの採用でバイクよりも安定した走りに!?

数あるバイクラジコンの中でも、今回タミヤがリリースしたのは、フロント1輪、リヤ2輪の3輪バイクだ。2017年9月に開催された全日本模型ホビーショーでデモ走行が行われていたこの「トリプルホイールシリーズ 1/8 ダンシングライダー」。その見どころの一つが、本格的なメカ機構。転倒しても自力で起き上がることも容易なのだ。




それを可能としているのが新開発のシャーシ「T3-01」。基本構成は、RCメカやバッテリーを搭載したフロントセクション、モーターとギヤボックスを一体化したリヤセクションの組み合わせで、この前後セクションを回転するロール軸で連結。フロントセクションに搭載したサーボの動きをリンクで伝え、リヤセクションを動かす反作用で、フロントセクションを左右に傾ける動きを生み出す。操作にはファインスペック2.4Gプロポセット(別売9,720円)が必要で、基本的な操作方法は一般的なRCカーと同一となる。




注目の自力で起き上がる機構は、コーナリング用サーボに取り付けられたサポートアームがポイント。転倒した時、サーボの動きと連動したサポートアームが動くことで車体の重心位置が変わり、車体が立ち上がるというもの。その際の操作は、倒れた方向にステアリングホイールをいっぱいまで回すだけ。立ち上がる動作が可愛らしく楽しいのも特徴である。




またフロントサスペンションをテレスコピックタイプとすることで、バイクらしい見た目と動作に。リヤにはコンパクトなレイアウトの中にサスペンションとダンパー機能を盛り込んだ「カムスライド・サスペンション」を装備。リヤアクスルには旋回性を高める「プラネタリーデフ」を内蔵。狭い室内でもダンスするように軽快に駆け抜ける。

コミカルなデザインも◎!

ボディサイズは全長260 mm。デザインは、タミヤニュースやモーター系雑誌でおなじみのイラストレーター有野篤さんが監修。軽くて丈夫なポリカーボネート製で、ヘルメットをかぶったライダー人形の本気の表情も秀逸。


また、スターユニット用プロポ「ファインスペック2.4Gプロポセット(TRE-01付)」を使えば、LF1100バッテリーはもちろん、キットに入っている電池ボックスを使って、単3形アルカリ電池4本でも走行できる。

【基本スペック】 ●全長260mm、全幅135mm、全高175mm ●ホイールベース=196mm ●タイヤ幅/径=フロント21/61mm、リヤ25/59mm ●リヤトレッド=91mm ●フレーム=モノコックタイプ ●駆動方式=後輪駆動 ●デフギヤ=プラネタリータイプ ●サスペンション=フロント:テレスコピックタイプ、リヤ:カムスライドタイプ ●ギヤ比=10.7:1 ●370タイプモーター付き ●スピードコントローラー=ESC仕様(別売)
【別にお求めいただくもの】 ●ファインスペック2.4Gプロポセット(TRE-01付) ●走行用タミヤ製単3形電池4本またはタミヤLF-1100 6.6Vレーシングパック(M) ●送信機用単3形アルカリ電池4本
サーボがリヤセクションを動かす反作用で、フロントセクションが左右にロールする。
フォークヘッドにスプリングを内蔵し、低速走行時の直進安定性を高めている。別売りのLEDヘッドライトの取り付けも可能。


テレスコピック式のフロントフォークなので、バイクのように動作する。
前後のセクションはロール軸で連結。リヤサスペンションはカムスライド式。


バッテリーケースを用いれば、電源に単三電池での走行も可能。
電池ケースは極力低い位置にレイアウトして低重心化。


起き上がりの動作を助けるサポートアーム。
転倒時のボディへのダメージを防ぐサイドガード。


リヤのデッキにはトランスポンダーを搭載可能。
展示に便利なスタンドも付属する。


情報提供元: MotorFan
記事名:「 ピザ屋かよ⁉スイングして曲がるタミヤのラジコン「ダンシングライダー」