メルセデス・ベンツのフラッグシップサルーン、Sクラスが生まれ変わった。大きく進化した「インテリジェントドライブ」をはじめ、メルセデスの最新テクノロジーを満載。早速、その魅力に迫ってみた。

アクティブブレーンチェンジングアシスト

新型Sクラスのセダンには6500点以上におよぶ新たなコンポーネントが採用され、なかでも安全性と快適性、効率性を高次元で融合した「インテリジェントドライブ」を大きく進化させたのが大きなポイントだ。




レーダーセンサーやステレオマルチパーパスカメラ、超音波センサーにより、自車の周囲を常に監視。複合的なセンサーシステムにすることで、先行車両、横切る車両、後方車両、対向車、歩行者などを検知して状況を判断。アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動でアシスト。ドライバーの負担を軽減し、安全性と快適性が向上する、まさにメルセデス・ベンツが誇る先進テクノロジーだ。




多彩なラインナップも大きな魅力のひとつ。「メルセデス・ベンツ」、「メルセデスAMG」、「メルセデス・マイバッハ」という個性的な3つのブランドを展開。




メルセデス・ベンツSクラス・セダンのラインナップは、「S400」、「S560ロング」「S560 4マティック ロング」「S600」という4モデルの展開(パワーユニット3種類)。メルセデスAMGは、「S63ロング」、「S63 4マティック ロング」、「S65ロング」の3モデル(同2種類)。




メルセデス・マイバッハは、「S560」、「S560ロング」「S650」の3モデルを展開(同2種類)。つまり「Sクラス・セダン」は計10モデルをラインナップし、様々なニーズに応えている。

主力モデル「S560」のパワーユニットはAMG GT譲り

新開発4.0ℓV8ツインターボ・エンジン

「S560」に搭載されるのは、新開発V8直噴ツインターボエンジン。気筒休止機能を備え、世界的に広がる環境問題に対応しながらも、フラッグシップサルーンにふさわしい魅力的な走行性能を併せ持つ。




「シリンダーマネジメントシステム」という気筒休止機能によりクルージングなど低負荷での走行時に4気筒を休止することで、燃料消費量とCO2排出量を抑制するシステムだ。メルセデスAMG GTのエンジンをベースに開発され、ふたつのターボチャージャーをVバンク内側に配置するのも特徴。レーシングテクノロジーと最先端の高効率技術を併せ持つ魅力的なパワーユニットだ。

9G-TRONIC

また、Sクラスの主要モデルに搭載する9速AT「9G-TRONIC」は、滑らかで俊敏なレスポンスのシフトチェンジによって、軽快なドライブフィールが愉しめる。多段化によるメリットは、変速ショックが少ないこと、そして高速走行時の静粛性と低燃費化などが挙げられる。セダンは「S400」と「S560ロング」全モデル、クーペは「S550」、マイバッハは「S560」に採用。なお、「AMG S63」に搭載されるのは「AMGスピードシフトMCT」である。

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情報提供元: MotorFan
記事名:「 新型メルセデス・ベンツSクラス、どれを買おうか?