ドイツの特殊ガラスメーカー、ショット(SCHOTT AG, 本社:ドイツ・マインツ)は、電子部品の重要な市場である日本における優位性をより高めるため、11月24日に発表した通り、NEC SCHOTTコンポーネンツ株式会社の発行済み株式のうち、NECの保有する49%の株式を取得する契約を締結した。また、12月12日付で、ショットの完全子会社化したこと発表した。

NEC SCHOTTコンポーネンツは今後、「ショット日本株式会社」を新社名とし、さらなる事業の発展をめざす。




ショット日本株式会社は、気密端子(ハーメチックシール)や温度ヒューズなどの電子部品を製造する日本の主要企業のひとつだ。製品の主な用途は、電子デバイス、家庭用電化製品、自動車、オプトエレクトロニクスなどである。同社は、2000年に設立され、現在約190人の従業員を擁している。




ショットは、日本市場におけるショットのブランド強化を目指して事業再編を進め、ショット日本株式会社と、ショットグループの日本における販売会社であるショット日本株式会社の統合を計画している。統合後は、「ショット日本株式会社」(英語名:SCHOTT Japan Corporation)の社名のもとに両社の事業を継続していく予定だ。

ショットについて


ショットは、特殊ガラスやガラスセラミックの分野をリードする国際的なテクノロジーグループ企業。ショットは130年以上にわたり、優れた研究開発や素材と技術の専門知識をもとに、多岐にわたる高品質な製品とインテリジェントソリューションを提供している。ショットは、家電、医薬品、エレクトロニクス、光学、自動車ならびに航空など、さまざまな産業にイノベーションをもたらす。現在の従業員数は約15,000人で、2016年度の売上高は約19億9000万ユーロ。ショットグループの親会社であるショットAGは、ドイツ・マインツ市に本社を置き、カールツァイス財団がその株式の100%を所有している。
情報提供元: MotorFan
記事名:「 ショット、NEC SCHOTTコンポーネンツを完全子会社化へ