それを叶えてくれる一台に、私は大阪モーターショーで出会ってしまった。
タミヤブースに展示されていた実車版「エアロアバンテ」である。
「アバンテ」といえば1980年代後半から90年代前半の第一次ミニ四駆ブームをけん引した代表的マシン。その後も後継機が発売されるほど根強い人気を誇っている。実車版の元になった「エアロアバンテ」は2012年に発売したミニ四駆30周年記念モデルなのだ。
バンパーに乗った本来のミニ四駆と比べたら大きさは段違い。親子どころか巨人と小人状態だ。コックピットにはフォーミュラーカー用のバケットシートが鎮座している。
T字のバンパーもその先についたベアリングもほんとにそっくり。カーブで衝突してもベアリングのおかげで曲がれる気がしてくるのはミニ四駆脳すぎるだろうか。ボディキャッチが排気口にアレンジされているのもカッコイイ。
足周りもミニ四駆の雰囲気を残しながらよりレーシーに。扁平率の高いタイヤやリムの細いホイールもイメージ通り。中央のタミヤマークもピッタリ!
1/1 GIANT MINI 4WD
AERO AVANTE スペック
乗車定員:1人
全長×全幅×全高:4.65×2.80×1.44(m)
エンジン:4ストローク強制空冷水平対向4気筒 OHV 1,600ccエンジン
最高回転数:7000rpm キャブレター式ガソリン燃料
ギア:前進4速 後退1速
サスペンション:コイルオーバーサスペンション
ホイール:KMC XD801 CRANK クローム22インチ
タイヤ:295/30ZR22