大阪モーターショーでめちゃ大きなミニ四駆「エアロアバンテ」と遭遇!細かな部分まで普通のミニ四駆とそっくりだけど、その迫力は段違い。しかも人間が乗って実際に走れる、本格的な作りなのです!(PHOTO&REPORT:石川順一)

30代、40代は興奮必至!?のドリームカー

ミニ四駆に夢中になった人なら一度は抱いたことがあるだろう「ミニ四駆に乗ってみたい!」という夢。


それを叶えてくれる一台に、私は大阪モーターショーで出会ってしまった。


タミヤブースに展示されていた実車版「エアロアバンテ」である。




「アバンテ」といえば1980年代後半から90年代前半の第一次ミニ四駆ブームをけん引した代表的マシン。その後も後継機が発売されるほど根強い人気を誇っている。実車版の元になった「エアロアバンテ」は2012年に発売したミニ四駆30周年記念モデルなのだ。

ミニ四駆が”ミニサイズ”から脱却!?

バンパーに乗った本来のミニ四駆と比べたら大きさは段違い。親子どころか巨人と小人状態だ。コックピットにはフォーミュラーカー用のバケットシートが鎮座している。



T字のバンパーもその先についたベアリングもほんとにそっくり。カーブで衝突してもベアリングのおかげで曲がれる気がしてくるのはミニ四駆脳すぎるだろうか。ボディキャッチが排気口にアレンジされているのもカッコイイ。



足周りもミニ四駆の雰囲気を残しながらよりレーシーに。扁平率の高いタイヤやリムの細いホイールもイメージ通り。中央のタミヤマークもピッタリ!

最高速は180km/h!?

実はこのマシン、2015年にミニ四駆を製造・販売する株式会社タミヤが立ち上げた「1/1ミニ四駆実車化プロジェクト」の賜物である。




エンジンには4ストローク強制空冷水平対向4気筒 OHV 1,600ccエンジンを搭載し、最高速は180km/hにも達する。本物のレーシングカーを目指して製作されたというだけあって、


最低地上高は0.15mと低く、地を這うような走りが楽しめそう。




展示の横では同時にミニ四駆のレースイベントが開催。親子で実車版「エアロアバンテ」を眺めて話し込んだり、自慢のミニ四駆を持ち出して走らせたりと、一緒に熱中する姿が印象深かった。ミニ四駆に熱を上げてしまうのに、年齢はそれほど関係ないようである。



1/1 GIANT MINI 4WD


AERO AVANTE スペック




乗車定員:1人


全長×全幅×全高:4.65×2.80×1.44(m)


エンジン:4ストローク強制空冷水平対向4気筒 OHV 1,600ccエンジン


     最高回転数:7000rpm キャブレター式ガソリン燃料


ギア:前進4速 後退1速


サスペンション:コイルオーバーサスペンション


ホイール:KMC XD801 CRANK クローム22インチ


タイヤ:295/30ZR22

情報提供元: MotorFan
記事名:「 ミニ四駆+人間が乗る=最高速180km/h!!? 【特大版エアロアバンテ 】