とはいえ、元気なドライバーを威嚇するにはこれで十分。手前には警告看板が設置されているし、カメラやストロボがないということに気づく人は希。ほとんどの人が手前でブレーキを踏むこと請け合いだ。
が、よく考えてみれば、これが「交通取り締まり」の本来の姿であるかもしれない。そもそもHシステムの正式名称は「高速走行抑止システム」であり、ドライバーの速度超過を「抑止」、つまり未然に防ぐめのシステムであるのだから。進入禁止路や一時停止ポイントでの待ち伏せや、覆面パトカーによる追い上げなど、不当とも言える取締が横行していることを考えれば、秋田県警のこのおちゃぶりは、我々ドライバーにとっては、歓迎されるべきものなのかもしれませんね。