日産は11月1日から6日までに国土交通省の立ち入り検査を受け、5日までのオートワークス京都を除く5工場での立ち入り検査において、国土交通省への届け出書類と工場での実作業を行う基となる標準作業書との不整合などを発見。これを見直し、同省の確認を得た。
また、第三者調査チームにより、完成検査員任命・教育プログラム運用面での瑕疵を発見。「今後間違いない生産準備とするため、再教育・再試験などの追加の改善措置を講じる」としている。
日産は、上記追加改善措置の実施を条件に、完成検査に関する国交省の確認が得られたため、オートワークス京都を除く5工場での国内市場向け車両生産および出荷を11月7日より順次再開することを決定した。
そして、スバルは11月9日、2017年10月3日以前に完成検査を受けた車両のうち、登録を停止していた未登録車両の登録を、11月10日より再開することを発表した。
これら未登録車両については、点火装置および分解を伴うブレーキ関係の点検を除いた法定24か月点検の一部と、継続検査項目の検査を、販売特約店にて行った上で順次登録を行う。点検の結果不備が発見された場合は、是正した上で国へ持ち込み、新規検査を受検の上順次登録を行う。
なお、登録済かつ継続検査(車検)を一度も受けていない車両のリコールは、11月中旬に開始される予定。