毎回、優れたアート性で話題となる「ピレリカレンダー」。その2018年版が、11月10日にニューヨークにて発表された。今年のテーマは”不思議の国のアリス”の再現。その世界観を一部、紹介しよう。

優れたアート性を強調して毎年話題となっている「ピレリカレンダー」の2018年版がニューヨークのマンハッタンセンターにおいて発表された。今回で45作目となるこのカレンダーは、イギリス人フォトグラファーのティム・ウォーカーによって、今年の5月ロンドンで撮影されたものだ。




今回は、豪華なセットとロマンティックなモチーフを用いた独特のスタイルで、イギリス文学の名作「不思議の国のアリス」をテーマに再現している。ルイス・キャロルのファンタジックなストーリーと、1865年の初版本に描かれたジョン・テニエルの挿絵からインスピレーションを得て制作したという、2018年版ピレリカレンダーには、ワンダーランドを演出する20の豪華なセットを舞台として28枚の写真が収められている。




ティム・ウォーカーのコメントはこう語る。


「私は、これまで非常にたくさん語られてきたアリスの物語について、あらためてもう一度最初から語れるように、ルイス・キャロルが抱いていたイマジネーションの発端に立ってみたかったのです。そして、これまでとは異なる原点を見出したかったのです」




ウォーカーは「不思議の国のアリス」に関する自身のアイデアを実現するため、著名あるいは新進気鋭のミュージシャンや俳優、モデルに政治活動家など18名を撮影している。キャスト全員が黒人となる今回のカレンダーは、イギリス人フォトグラファーのテレンス・ドノバンによる1987年版ピレリカレンダー以来2度目。ちなみに1987年版カレンダーには、当時16歳のナオミ・キャンベルや、モデル/作家/活動家のワリス・ディリー(Waris Dirie)らが登場して話題となった。





【動画】2018年版 ピレリカレンダー イメージ映像
【リンク】2018年版 ピレリカレンダーの舞台裏
情報提供元: MotorFan
記事名:「 「ピレリカレンダー」 2018年版を発表。《動画あり》