その日立金属が、学生フォーミュラに協賛する狙いとは。同社のコミュニケーション室主任・吉原正幸さんに聞いた。
--貴社が「学生フォーミュラ大会」に協賛した理由は?
吉原 学生自らクルマを設計し挑戦していく姿勢に共感するとともに、我々も挑戦を続けることで自動車産業の発展に貢献していきたいという想いがあるからです。自動車はこれから大きく変化し、各社がEVに注力していく中で、次のEVを支える当社のことを知ってほしいと考え、今回初めて協賛・出展しました。
--貴社が考える、採用したい人材像とは?
吉原 材料だけを見ていても、良いものは作れません。その材料が使われる世界のことも知っている必要があります。学生フォーミュラの競技を通じ、苦労して課題や不満を見つけ、克服した人が来てくれると嬉しいです。
--学生フォーミュラ大会に参加した学生、自動車業界への就職を検討している読者学生に向けた企業PRコメントをお願いします。
まだ急にはシフトしないと思いますが、EVを開発し参戦するチームが今後増え、協力できるところがあれば、協力したいと思っています。
当社はソーラーカーレースも支援していますが、こちらはいかに効率良くエネルギーを使うかが重要ですが、学生フォーミュラはいかに速く走れるかが鍵になります。モーターから設計するという学生がいれば、当社ならば効率を重視したものでも、速さを重視したものでも、どのようなものでも協力できます。