10月27日より11月5日まで東京ビッグサイトで開催されている「第45回東京モーターショー2017」で、シートメーカーのタチエスは東5ホールにブースを構えている。




その中で同社は、前回東京モーターショーの出展テーマ「安心 そして ワクワク」をさらに昇華・発展させた内容として、自動運転レベル3-4を想定した「コンセプトX-3」や、繊維メーカー・セーレンとのコラボレーションモデル「DJ-アームレスト」などを出品している。

コンセプトX-3

「コンセプトX-3」は、自動運転レベル3-4を想定した自動車用シートの将来ビジョン提案。体に負担の少ない運転姿勢の実現、モードに応じた自動変化への対応、薄型座面を可能とする構造を形にしたという。




具体的には、シートレールに4本の脚を備え、運転姿勢とリラックスした姿勢を自在に切り替えられるようにしつつ、EVの航続距離向上に配慮して最小の体積・重量で“安心 そして ワクワク”が得られるシートとして設計している。

DJ-アームレスト

セーレンとのコラボモデルの中で特に注目を集めたのは、導電表皮技術を応用した「DJ-アームレスト」。アームレストの表皮にDJコントローラーを模した柄がプリントされており、アナログレコード盤の部分をスクラッチすれば、演奏中の曲が音程の上下を伴いスロー再生や早送り、またスクラッチ独特のサウンドを生み出すことができる。




そして、スイッチの部分を押せばプリセットされた効果音やジングルが流れるなど、本物のDJコントローラーさながらの機能が備えられている。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 【東京モーターショー2017】タチエスは自動運転レベル3-4を想定したシート「コンセプトX-3」を公開