その理由はなぜか? 今回、取材に協力してもらったサウンドコネクションの中村さん曰く、「簡単に持っていきやすい上に、高く売れるから」だという。
特に気を付けたいのが、ちょっと前の世代のスポーツモデル。第二世代GT-Rやシルビア、ランエボ&インプ、スープラ、ホンダのタイプRなどだ。
これらのモデルは海外での人気が高い上に、その多くはイモビライザーが付いていない。窃盗団からしてみればお金がそこに落ちているようなもので、狙われるとモノの数分で持ってかれてしまう。そして盗まれた1週間後には日本を出港していた…という話が現実にあるのだという。
また、これらのクルマはハイエースやランドクルーザーといった、これまで盗難リスクが高いとされてきた車種と比べると、セキュリティに対しての意識が甘いのも盗まれやすい&車上荒しに遭いやすい要因だ。
特殊なチューニングカーだから盗みにくい、盗まれないという定説はもはや通用しない。「まさか自分のクルマが…」と思った時には後の祭りだ。
そこで肝心なのが、価値あるクルマのオーナーならば、いつ何時も泥棒に狙われるかもしれないという意識を持つこと。月極め駐車場を契約するなら人目に付きやすい場所を選びたいし、普段はあまり乗らないようならボディカバーを掛けておくのも有効だ。
そうした心がけひとつ、窃盗団が手出ししにくい環境作りや、気付かれないことで盗難や車上荒しに遭うリスクを大きく減らせるのだ。
本格的なセキュリティももちろん効果を持つが、手を出しにくい、出されないように気づかうことも大きな自衛策なのだ。
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