ひと昔前は“ウソ800馬力”などと揶揄されることも多かったチューニングカーの出力。しかし、時代を重ねることで実際に1000psを越えるチューニングカーも当然となりつつある。そして、今、GT-Rをベースに2000psを目指したチューニング計画がスタートしているのだ。

もとと、RB26DETTを搭載したS30Zを製作しドラッグレースで活躍してきたクルウチだけに、久々の本格的なデモカーの製作には期待がかかる。
このR35GT-Rの製作作業に専念するため、専用のガレージを立てたという。力の入れようが窺える。


日本のチューナーの意地で 世界のビルダーたちと渡り合いたい!!

「世界レベルのR35GT-Rチューンに挑む!!」そんな目標を立て、着々と準備を進めてきたというクルウチ。




元々ドラッグ系のパワーチューンを得意とし、10年以上前にRB26を搭載したS30Zで9秒6を記録するなど活躍してきたショップだ。




ちょうどR35GT-Rの専門誌を制作するタイミングと、このプロジェクトのスタートが重なったこともあり、制作されるガレージに向かった。




ここで製作がスタートしたマシンの持つ目標は2000ps!! なんか夢のような話をしてるように感じるかもしれないが、ことR35GT-Rチューニングで言えば現実味のある数字なのだ。




たしかに日本国内のチューニング事情でいえば、最上限で1200〜1300ps。しかし、一歩進んでいる世界のレベルは2000psもあたり前でそれ以上。




記録されているゼロヨンなどの数値からしても決して誇大な表現ではないことがわかる。トップクラスはゼロヨンで6秒台、その終速は350km/hに迫っているという。




世界はそれだけ進んでいるのだ。そして、日本にはあまり入っていないが、それを実現するためのパーツも多数製品化されているのが現実なのだ。




「まだ何もできていない私がいうのもなんですが、世界のレベルは日本から見ると遥か彼方。しかし、どうせパワーチューンに挑むならそこを目指さなくてはいけないと思うんです。相当厳しい覚悟は必要ですが、そのためのパーツ集めと情報収集を進めながら、ちょうど作業に取り組み始めたところです、時間はかかるかもしれませんがやり遂げたいです」とはクルウチの代表、久留内さん。




というわけで、これまでの日本車には見られなかったほど、ワールドワイドな展開となっているのがR35GT-Rカスタムの世界。秀逸なチューニングベースとして世界中のチューナーがパワーチューンに挑み、しのぎを削りあっているのだ。




本家とも言える日本のチューナーとして、そのバトルの中に加わっていきたいと夢を描くのは当然のこと。クルウチのマシンメイクが進んだときには、その続報をみなさんにお届けしたい!!





クルウチが選んだ世界の逸品チューニングパーツ情報は誌面を見よ!!

クルウチ 三重県多気郡明和町佐田906-12 ☎0596-53-0070



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R35 GT-Rチューン、10年の歩みと最新情報をDVD動画と共にまとめた1冊。日本のチューニング最前線を感じ取ってもらいたい!!

情報提供元: MotorFan
記事名:「 チューニングカー2000ps時代到来か!?