リーフのトーションビームには”カール工法”と称する生産方式を採用。写真でご覧いただけるように、丸形のスイングアーム部は板材を丸めた構造。訊けば、鋼管を用いるよりもコスト低減が図れるという。新型リーフのサスペンションシステムは基本的に先代の流用と聞いているが、先代も同様の生産方式だったのかと問うたものの、わからないとの答えだった。機会を見つけ確かめてみたい。
N-BOXのトーションビームの特長はテイラードブランク工法。厚みの異なる板材をレーザー溶接で連続接合し、そのあとプレスして部材に成形する。剛性の必要なアーム部としなりが必要なビーム部の厚さを異ならせることで、軽量化を果たす。この場合の板厚はアーム部が2.6mm、ビーム部が2.3mm。フランジまで続く溶接痕が接合部だ。