東京モーターショー2017のBRPジャパンのブースには、フロント二輪のゴージャスな三輪バイクがお目見え。排気量1330ccのパワフルなエンジンを搭載したこのモデルは、地球上のあらゆるシーンを“Play Ground=遊び場にする”がコンセプト。「普通のバイクでは物足りない」という人にも超おすすめの2台をご紹介しよう。


(写真:てつかたかし/レポート:北秀昭)

第45回東京モーターショー2017のプレスブリーフィングで、BRPジャパンの代表取締役・佐藤毅氏が個性的な三輪バイクの詳細を発表した。


BRP社はパーソナル・ウォータークラフト(高速水上ボート)やスノーモービル、そして三輪バイクなど、レクリエーションカラーの強い製品を開発・製造・販売するカナダの企業。それらの製品を発売するBRPジャパンが展示したのは、安心して高性能を引き出せるスポーツモデル「Can-Am Spyder F3-S」と、長距離移動も楽にこなせる「Can-Am Spyder RT Limited」の2台の三輪バイク。どちらもフロントに二輪を採用し、独特の乗り味に仕上げているのがポイントだ。


今回の出展では、「地球上のあらゆるシーンを“Play Ground=遊び場にする”」をテーマに、人々のライフスタイルを彩る各製品の魅力を映像も交えて紹介。佐藤氏は「BRPジャパンでは今後、この二台を筆頭に三輪バイク市場の開拓。三輪バイクの新しい楽しみ方を提案していきたい」と述べた。

Can-Am Spyder F3-S

F3シリーズは、モーターサイクルの開放感とダイナミック&安定感の高い走りが体感できる三輪スポーツツアラー(225万円~)。水冷直列3気筒エンジン(最高出力115hp、最大トルク130Nm)、6速セミオートマチックトランスミッション(マニュアルモデルもあり)を装備。スタビリティコントロールシステムや、トラクションコントロールシステム、ABSなどのセーフティデバイスも導入済み。FOX製高圧ガス封入式ショックアブソーバー、ブレンボ製4POTキャリパー付きブレーキなど、スポーティーな走りが楽しめる足回りにも注目だ。

■Can-Am Spyder F3-Sのスペック


エンジン:水冷直列3気筒1330cc/電子燃料噴射&電子スロットル制御


トランスミッション:6速セミオートマチック、後退ギア付き(SE6)


寸法:全長2642mm×全幅1497mm×全高1241mm


価格:257万円

Can-Am Spyder RT Limited

Can-Am Spyder RT Limited




RTシリーズは上質な乗り味がポイントとなるラグジュアリーモデル(253万4000円~)。RT Limitedはクロームメッキホイールやクロームアクセント、GPSシステムなどを装備した豪華な仕様だ。水冷直列3気筒エンジン(最高出力115hp、最大トルク130Nm)、SACHS製リアエアサスペンション、パッセンジャーバックレストを備えたツーリングシート、合計155Lを誇る大容量の収納スペースなど、長距離移動を喜びに変える充実の装備。ヒーター付きライダーグリップ、クルーズコントロール、USB付きオーディオシステムなどでロングツーリングを徹底サポート。

■Can-Am Spyder RT Limitedのスペック


エンジン:水冷直列3気筒1330cc/電子燃料噴射&電子スロットル制御


トランスミッション:6速セミオートマチック、後退ギア付き(SE6)


寸法:全長2667mm×全幅1572mm×全高1510mm


価格:332万5000円

情報提供元: MotorFan
記事名:「 【東京モーターショー速報】BRPジャパン 三輪バイクの“新しい楽しみ方”を提案