日立オートモティブシステムズのADAS ECUは、同社がエンジンコントロールユニットの開発で培った制御技術をベースに開発され、2009年に発売された日産の「フーガ」に初めて搭載されて以降、量産実績を重ねている。日産の「ノート」には2013年から採用されている。
今回、仕様向上した日産の「ノート」は、高速道路などでの長距離ドライブ時にドライバーの運転負荷を軽減する「インテリジェント クルーズコントロール」や、意図せず走行車線を逸脱しそうな場合に車線内に戻す操作を支援する「インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)」、アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違いによる衝突防止を支援する「踏み間違い衝突防止アシスト」などの先進安全技術が標準またはオプション採用されており、同社はそれらの機能をADAS ECUで支援する。
これら先進安全技術の充実により、仕様向上した日産の「ノート」は、経済産業省や国土交通省などが普及啓発を推進している安全運転サポート車(セーフティ・サポートカーS)の最上級区分である「ワイド」に対応している。