今回開発した「eHUB」は、前輪駆動車の場合は後輪(非駆動輪)に搭載し、モータで駆動アシストしてエンジン負荷を軽減し、減速時には発電機としてエネルギーを電力に回生する。
本開発品を、スタータジェネレータなど既に実用化された「48V MHEV」と組み合わせることで、従来のエンジンのみの自動車と比較して最大25%の燃費向上を実現。また、EVクリープ走行や、すべりやすい路面(低ミュー路)での車両姿勢の安定制御に活用することも可能。
世界シェアNo.1 を誇るハブベアリングの商品開発で築いた技術力に加え、インホイールモータや電動モータ・アクチュエータのシリーズ化で培ったモータ制御技術やモジュール化技術を活用し、現行の足回り設計を大きく変更することなくハブベアリングとモータの一体化を可能とした。左右のモータを独立制御するコントローラも開発し、システム商品としても提案していく。
【開発品の特長(目標値)】
1) 車両燃費改善 :25%(48V MHEV システムと組み合わせた場合)
10%(「eHUB」単体)
2)コンパクト :現行品と同等サイズ
3)モータ最大出力 :20 kW/2 輪