NTN株式会社は、タイヤの回転を支える業界初となるハブベアリングにモータ・ジェネレータを組み合わせた「eHUB」を開発。、0 月27 日~11 月5 日に開催される「東京モーターシー2017」に出展する。

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近年、自動車の燃費向上やCO2 排出規制の強化が進むなか、欧州を中心に、発進時や加速時にエンジンの駆動力を補助して燃費を改善する「48V マイルドハイブリッドシステム」(以下、「48V MHEV」)の普及が拡大している。「48V MHEV」は、エンジンを主要動力源として使用し、発進時や加速時などエンジン駆動時に小型のモータで駆動アシストするシステム。また、減速時に発生するエネルギーを電力に変換(回生)することで、より燃費効率を向上させることを可能としている。


今回開発した「eHUB」は、前輪駆動車の場合は後輪(非駆動輪)に搭載し、モータで駆動アシストしてエンジン負荷を軽減し、減速時には発電機としてエネルギーを電力に回生する。


本開発品を、スタータジェネレータなど既に実用化された「48V MHEV」と組み合わせることで、従来のエンジンのみの自動車と比較して最大25%の燃費向上を実現。また、EVクリープ走行や、すべりやすい路面(低ミュー路)での車両姿勢の安定制御に活用することも可能。


世界シェアNo.1 を誇るハブベアリングの商品開発で築いた技術力に加え、インホイールモータや電動モータ・アクチュエータのシリーズ化で培ったモータ制御技術やモジュール化技術を活用し、現行の足回り設計を大きく変更することなくハブベアリングとモータの一体化を可能とした。左右のモータを独立制御するコントローラも開発し、システム商品としても提案していく。

【開発品の特長(目標値)】


1) 車両燃費改善 :25%(48V MHEV システムと組み合わせた場合)


10%(「eHUB」単体)


2)コンパクト :現行品と同等サイズ


3)モータ最大出力 :20 kW/2 輪


情報提供元: MotorFan
記事名:「 【業界初】NTNがモータ・ジェネレータ機能付ハブベアリング「eHUB」を開発