今回の新型センチュリーは全長やホイールベース、トレッドを拡大したことで、予備や下で重厚感溢れるスタイルを演出。ホイールベースの延長分を後席スペースの拡大に充て、足元にゆとりを持たせたほか、ドア開口高さを拡大することで乗り降りを容易としている。
すっきりとまとめた外装は、一目でセンチュリーと分かるデザインを踏襲しながらも、二重構造としたグリルの縦格子の奥川や、クリアランスランプに七宝模様を施すという緻密な作り込みは、匠の技そのもの。ヘッドランプはプロジェクター式3灯ランプとLEDアレイAHS(※1)を一体化したものを採用。
内装デザインは、後席空間に織り上げ天井様式に杢柄オーナメントを採用し、最高級車にふさわしい雰囲気を演出。無段階調整式の電動オットマンや、アジャスタブルリヤシート、大型ディスプレイ付リヤシートエンターテインメントシステムなど、ビジネスからプライベートまで対応できる機能を備えている。
パワートレインには低燃費、高出力を実現する直噴技術「D-4S(※2)」を採用したV8、5.0Lの2UR-FSEエンジンを搭載。ハイブリッドシステム「THSⅡ(※3)」を組み合わせることでクラストップレベルの低燃費を可能とした。
これらに加えて、衝突回避支援システム「Toyota Safety Sense P」やブラインドスポットモニターなども標準採用し、ショーファーカーにふさわしい安全性能を備えている。
発売は2018年年央を予定。
※1Adaptive Hi beam System
※2Direct injection 4stroke gasoline engine Superior version
※3TOYOTA Hybrid System Ⅱ
■主要諸元■
・全長×全幅×全高 (mm) 5,335×1,930×1,505
・ホイールベース (mm) 3,090
・トレッド フロント/リヤ (mm) 1,615/1,615
・エンジン 型式 2UR-FSE
・排気量 (cc) 4,968
・バッテリー ニッケル水素