従来、ネズミ捕りというのは交通量の多い幹線道路を中心に実施され、生活道路でのそれはまれ。が、今後は警察庁の「速度取り締まり方針」の転換により、スクールゾーンを始めとする生活道路に、その拠点が移されることは間違いない。事実、富山県警、大分県警は生活道路での可搬式オービスによる速度取り締まりの実施を発表している。最終的には、たぶん、来年後半から再来年にかけてセンシスSSSという簡易型オービスも続々と設置されることになるだろう。
いずれにしても我々ドライバーにとって交通違反検挙がより身近に、日常的な出来事になることは間違いない。もちろん、法律に基づいて免許が交付されている以上、道交法遵守はドライバーの義務ではあるのだが、少なくとも反則金目当ての不当な取り締まりに屈することのないように自己防衛に努めて欲しい。