出展社数は475社、小間数は1,088小間を数え、3日間で110,769人の来場者を集めた、DIY関連では最大規模の展示会の中から、ユーザーが愛車をより快適に保つのに役立つカー用品とその活用法を提案していたブースをピックアップし紹介する。
大手カー用品メーカーのソフト99コーポレーションは、「最先端ヒューマノイド リペアROBO99 完成発表会」と称し、ショー仕立ての実演を展開した。
同社一般向け製品を使って車齢約20年のネオ・ヒストリックカーをレストアする「レトロカー再生の道」第二弾(第一弾はフィアット・パンダ)として、1998年式プジョー106 S16を展示。
真夏にもかかわらず革ジャンを着た「リペアROBO99」がオペレーターの命令を受け、汗だくになりながら(?)塗装面に顔料入りコンパウンド「99工房モドシ隊 カラーフィニッシュ」を塗り込んで大量の薄い傷を埋め、白化した未塗装樹脂に「99工房モドシ隊 ゴム&未塗装樹脂光沢復活剤」を塗布して黒々としたツヤを回復させるなど、簡単な作業で新車に近いコンディションを取り戻せることをアピールしていた。
「ホルツ」ブランドの補修用品を中心にカー用品を幅広く手掛ける武蔵ホルトは、「だれでも出来る車のDIY講座」と題した実演コーナーで、「ホルツコンパウンドミニセット」を用いた小傷落としや、カラースプレー、マスキングテープ、マスキングシート、塗装補助シート「ペイントヘルパー」を用いたボカシ塗装などを実演。
補修塗装の際はマスキングした部位と塗り直した部位との境目がDIYでは出やすいところ、これらのアイテムを使ってプロが塗装したかのように均一に仕上げられる方法をレクチャーしていた。
輸入車向けホイールのほか「新感覚液体」シリーズのケミカル製品を手掛けるTSMは、来年春頃発売予定の新製品「塗るだけUVカット」を参考出品。付属のスポンジとワイパーでガラスに塗り込むだけで黄変せずにUVを90%以上カットする。
1946年に創業された工業用ハンドクリーナーメーカー・米ゴージョー社の日本法人であるゴージョージャパンは、グリースや廃油を素早く落とせる「クイック(S)ハンドクリーナー」、タールにも対応する「スープロXハンドクリーナー」、塗料・接着剤向け「ペイントアンドステインNeo」、不織布タイプ「ハンドクリーナータオル」などを出品。
洗剤メーカーのUYEKI(ウエキ)は、9月1日発売の新製品「レザークリーナー」を先行出品。不純物を極限まで取り除いた最高品質のスーパーミンクオイルを使用する一方、革に悪影響を与える水とシリコンを使用しないことで、革に深く浸透し汚れを落とすとともに自然なツヤを与え、ひび割れやカビの発生を防いでくれる。