が、このネズミ捕りへの移動オービス導入、そして本格稼働に至る過程には、様々な問題が立ちふさがっているというのも事実。その問題とは、例えば、犯罪行為(赤切符レベルの違反)では認められている被疑者の撮影が、果たして反則行為(青切符レベルの違反)にも適用されるのか、あるいはあらかじめ看板などで取締装置の存在を告知することが規定されている定置式オービスに対して、いわゆるネズミ捕りでもドライバーにはっきりと認識させる措置が取られるのかなどだが、まだこの問題への対応策が元締めである警察庁から明示されてはいない。となると、各県警から運用開始が発表されているとはいえ、まだ試験運用なのではないかという推測も成り立つというわけだ。
事実、当情報局でもまだこの新型移動オービスによって青切符レベルの違反で検挙されたという情報は入ってきてはいない。もし、この記事の読者の中で、呼び出しを受け青切符を切られたという人がいたら、ぜひ、情報提供をお願いします。
というわけで、今後も各県警がホームページなどで新型移動オービスの導入を公開すると思われるが、ちょっと待ってくださいよ、「九州初」とか誇らしげな大分県警さん!警察庁の整備リストを何度見ても大分県警の名前なんてどこにも見当たらないじゃないですか。ということは、今後もリスト以外の県警にもわらわら導入される可能性が大いにあるということ。リスト外の都道府県在住のみなさんも、もはや他人ごとではありませんよ。