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そんななか、ノスタルジック2Daysは無事に開催されることとなった。イベントの主催も行っている著者としてみれば、その英断を個人的には支持したい。今回も、著者独自の視点でリポートを行うことにしてみる。
ひととおりの手続きを済ませ、いざ会場へ。会場内はSNS等で事前に聞いていた情報よりも賑わいを見せていた。それでも例年の半分程度の人出であろうか。しかし、このような状況下での開催を考えれば十分すぎるほどの賑わいだ。
なんと言っても展示車両が熱すぎる!今年のラインナップは特に刺激的かつ強烈だ。「Nostalgic Hero」誌をはじめとする芸文社が主催のイベントということもあり、国産車の勢いが強いが、輸入車も負けてはいない。
ひとまず会場を回って行くことにした。
そのなかでも著者が気になったクルマを独断でチョイスして紹介していこう。
最初に著者の目に飛び込んできたのは、なんと言っても「富士キャビン」と「フライングフェザー」だ。コレクターでは有名な林克己氏の個人のコレクションだ。板金塗装から修理レストアまですべてを一人で行うツワモノでもある。
フライングフェザーのフロントブレーキについて質問すると「当時は信号も渋滞もなかったから、止まることよりも走ることを優先して作られたので、フロントブレーキはないんだよ」との答え。
今年で御年80歳。来年の出展はないと思うとのことだったが、できる限り出展を続けていただきたいものだ。
■トヨタ2000GTのオープンの出展
言わずとしれた映画007で有名になったあのボンドカーだ。今思えば、こんな目立つクルマで街中を走るスパイって…と思ってしまうが、ミッション・インポッシブルのトム様のBMW i8を見ると、いまだにその流れは健在なのだと実感する。