2020年1月某日。今回寒空の中取材に協力してくださったのは、1989年式ローバー ミニとともに東京多摩地区で暮らす新沼孝太さん(34才)。


アナログなモノをこよなく愛し、作り手の思いやこだわりに想いを馳せる…。そんな彼のほっこりしたカーライフ、いったいどのような物語が紡がれるのでしょうか?



ミニとの邂逅


新沼さんにとって、ミニは人生初の愛車です。

学生時代より自転車漬けだった彼にとって、“乗り物”というメカは限りなく身近な存在。


「漫画やアニメ、雑誌などの媒体によく登場するクルマなので、特別意識せずとも『クルマ=ミニ』という構図が刷り込まれていたんだと思います。将来クルマを買うならミニ一択という考えでした」


免許を取得し、経済的にクルマを持てるタイミングが訪れれば、自然とミニと暮らすというビジョンが目下となるのは必然だったのかもしれません。


いざ買おうとなった際には、まずはインターネットでクルマ探しをしたという新沼さん。


もともと小さいモビリティが好きなので、ミニと同時にフィアット 500(旧モデル)も視野に入ったそう。


ミニもフィアット 500も、確かにどちらもアニメや雑誌で多く登場し、アイコニックなルックスですものね。生まれて初めてのクルマ選び、『小さいクルマ』という条件もそうですが、趣向としても海外のクルマに憧れがちだったようです。



「海外のプロダクツの色気に惹かれました。日本の質実剛健なモノづくりも好きなのですが、クルマに限って言うなれば、やっぱりヨーロッパのデザイン性に惚れました」


いよいよ運命のとき…その日は大雨降りしきるなかだったにも関わらず、理想の価格帯の個体を見つけるやいなや、すぐさまショップに直行!


当時まだ25歳。善は急げな行動も若さならでは…といったところでしょうか(笑)。



▲いよいよ新沼さんのところにやってきたミニ。もともとはブラックの車体だったそうですが、購入時には純正色のツイードグレーに近い色にオールペイントされていました(画像提供:新沼孝太さん)



▲チャームポイントでもある涙マークは、カッティングシートによるお手製の演出

「基本的に丸目のクルマが好き。けれどミニは、何気に横のルックスもお気に入りなんです」


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情報提供元: 外車王SOKEN
記事名:「 1989年式ローバーミニに愛を捧ぐ。モノを大切にする30代男性の等身大なカーライフ