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会社員でありながら、「K.A.モータースポーツプロジェクト」の代表としてモータースポーツイベントの運営とレースへの参戦を行い、同時にレーシングドライバーを本気で目指す、熱量あふれる若者だ。さらには、音楽も好きでDJとラッパーもやっているという。体がいくつあっても足りないほどの行動力とバイタリティ、モチベーションの源泉とは?そして、彼が目指しているものは何なのか、取材した。
相澤氏がなぜクルマを好きになったのか?幼少期から好きになっていたので、はっきりとは覚えていないという。相澤氏の親戚曰く、「パパ」「ママ」という言葉を覚えはじめた時点ですでに自動車メーカーの名前を理解していたそうだ。さらに、幼稚園の頃からすでにレーサーになりたいと思っていて、小学生のときにはSuperGTを、中学生になるとF1を観ていたという。小林可夢偉が活躍していた頃のことだ。
レーサーを目指している相澤氏だが、子供の頃からレーシングカートで経験を積める環境ではなかったという。
「環境のせいにするのは言い訳でしかないので、まったく気にしていませんけどね」
と爽やかに相澤氏は語る。
少年がプロのスポーツ選手に憧れるのはよくあることだが、大人になってもレーサーへの情熱をたぎらせ続ける熱量は半端ではない。
「レーサーには華やかなイメージがあって、憧れていましたね。それをこじらせてしまって今も続いている感じです(笑)」
とのことだ。
相澤氏は高校受験を経て進学校の特進コースに入学し、高校卒業後は自動車整備士の学校に進学したが、ここで教育熱心な父親との激しい対立があったという。
「父親は私をエリートコースに入れようとしていたんですよね。でも私はクルマがやりたくて」